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 「本当は、革のバックが欲しいけれど、
ハードルが高くて…」

 販売ブースでも、日常の会話でも
そんな声は多い。
 私だって、自作のものではなく
自分で買うとしたら同じ気持ちだと思うから
“何かいいアイディアはないだろうか”と
考えて、生まれた小物が【バックチャーム】。

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 いつものバックの取っ手部分につける、
バックのアクセサリーが【バックチャーム】。
 キーホルダーよりもおしゃれで、
ピアスやネックレスなどのアクセサリーよりは
大きめで存在感がある。
  ビーズ素材のものが多く見かけられるけれど、
私は、それを革で作ってみたところ、
前回の【紀々*笑談会】でも好評だった。
 普段、アクセサリーはあまり身につけない方が
ちょっとおしゃれを楽しみたいという時にも、
抵抗なく使えるのも魅力。(…と、お客様に教えて頂いた)

 「いつも」をバージョンアップするために、
バックをまるごと買い換えるのもひとつの手だけれど、
これまでのお気に入りを大切に活かしながら、
「ちょっと特別」なものに変えていく方が面白みがあり、
また、バックチャームをいくつものバックにつけて
使えるのでお得でアイディア次第で広がりも出る。

 だから、私は
「発想力」とセンスを磨くためにも
“小物使い”をおススメしている。

 お金がないから、とあきらめるのも残念だけれど
もっと残念なのは「お金だけで解決してしまう」こと。
 バッチリ出来上がった高級なブランド品を
高いお金で手に入れてしまうと、アイディアの出番が
なくなってしまうことがあると思うから。

 今もっているものを、どうすればステキにできるのか?
 限られた予算の中でバージョンアップするには?

 私は、小さい頃から「あるものを最大限活用する」
という教育で育ってきたので、どうにかして
持っているものをアレンジしてオシャレにする、
自分が買いたいと思ったものに近づける工夫をしてきた。

 今の私のモノづくりの原点は、ここにある。
 発想力の源も、ここにあると思う。

 「お金がないから、オシャレができない・楽しめない」

 それは違う!と信じている。

 お金がないことは、ラッキーだ。 
 そこに智恵の出番があるから。

 「器用だから、何でも作れるんですね」
と言う人がいるけれど、私はちょっと違うと思う。
 器用でも、アイディアや
“作りたい”という気持ちがなければ
作品は生まれない。
 
 「買ったほうが早い」
 「お金がなければ手に入らない」
そういう発想の場合には、せっかく器用な人でも
何かを作ろうとはしないはずだから。

 今手に入れられないことに嘆かず、
今もっているものをあきらめず
「今あるものを最大限に活かす」ことを考える。

 その発想が、
小物使い(私の場合は、小物作り)の精神だと思う。
 そして、この発想は
「生きる」ということにつながっていると感じるのだ。

 高いブランド品を買うお金がなくても、
人生は十分に楽しむことは出来る。
 お金を使う人生より、智恵を使う人生の方が
ずっとずっと豊かだと、私は思っている。

 人生とは、面白いものだ。
 お金で買ってもらえなかった私は、
「自分の家は貧乏なんだ」とずっと思って育ってきて、
その中で、どうにか楽しくしようとモノ作りを始め…
そして気がつけば、そのモノづくりで
お金を頂けるようになっているのだから。

 使う人の「いつも」が「ちょっと特別」になって、
もっと楽しくなりますように。

 これが、バックチャームに込めた願い。 


 ☆ info ★
 9月14〜20日@デパートリウボウ 【紀々*笑談会2】 

 ★ フライヤー(PDF版)

 
 ・紀々組!スタッフによる、もうひとつの紀々ism!ブログ・
コメント
ハイサイ
お元気ですか?
そのせつはありがとうございました。

良いものを制作していますね。
また拝見したいです

じつは、3つも台風を連れて、那覇に来ていますよ
・・・三越個展の打ち合わせに来ました。
エイサーも楽しみにしています。

沖縄のパワーってすごいですね。
  • by YASU
  • 2010/08/31 7:52 PM
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  • studio紀々の記 
  • 2010/10/30 10:19 PM
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