音楽家時代から応援してくれている知人のお店で、今日、一着のジャケットに出会った。それは、“色とりどり”色のジャケット。様々な色の糸が織り込まれた布で作られたもので、色んな“色”が入っている、ちょっと不思議で楽しい一着。久々の、一目惚れ。
その理由は…「私の“なりたいイメージ”の色に近かったから」。つまり、虹色のような色とりどり感と楽しさがあったのだ。一言で「何色」と説明できないところも、ポイント。
実は私の服装は、舞台衣装以外では、黒と白のモノトーン中心。「地味なんですね」と驚かれたり、家族からは「もっと色のあるものも着てみたら?」と言われたりしている。
私が日常に地味な色を好む理由は、「安心するから」だと思う。舞台以外では、出来るだけ注目されることなく、静かに過ごしたいから。舞台がにぎやかな分、日常は静かに…という気持ちが強いようだ。メイクも、中学生の頃から舞台で必要だったので、普段はメイクをしないという生活になった。学生時代も、「大学に、すっぴんで通ってるの?!」と驚かれていた。
「黒」という色は、“様々な色が混ざってたどり着く色”という意味でも、好き。「この一色に、いろんな色が入っている」というところが、“私のなりたい姿”につながっている。そして、追い風という役割も“プロの黒子”。だから私は、黒が好きだし、安心するのだと思う。「黒を、様々に着こなせる人になりたい」というのは、私の目指すところの1つ。
そんな私に“色も、楽しんでみたら?”と提案してくれたのが、今日出会った一着。珍しいことに、サイズも7号でピッタリ。新しいスタートも近いことだし…この色に、挑戦してみることにした。
“色とりどり”の私の可能性を掘り起こすために!
こうして、私の心の引き出しの中に、新たな一色が加わった。
その理由は…「私の“なりたいイメージ”の色に近かったから」。つまり、虹色のような色とりどり感と楽しさがあったのだ。一言で「何色」と説明できないところも、ポイント。
実は私の服装は、舞台衣装以外では、黒と白のモノトーン中心。「地味なんですね」と驚かれたり、家族からは「もっと色のあるものも着てみたら?」と言われたりしている。
私が日常に地味な色を好む理由は、「安心するから」だと思う。舞台以外では、出来るだけ注目されることなく、静かに過ごしたいから。舞台がにぎやかな分、日常は静かに…という気持ちが強いようだ。メイクも、中学生の頃から舞台で必要だったので、普段はメイクをしないという生活になった。学生時代も、「大学に、すっぴんで通ってるの?!」と驚かれていた。
「黒」という色は、“様々な色が混ざってたどり着く色”という意味でも、好き。「この一色に、いろんな色が入っている」というところが、“私のなりたい姿”につながっている。そして、追い風という役割も“プロの黒子”。だから私は、黒が好きだし、安心するのだと思う。「黒を、様々に着こなせる人になりたい」というのは、私の目指すところの1つ。
そんな私に“色も、楽しんでみたら?”と提案してくれたのが、今日出会った一着。珍しいことに、サイズも7号でピッタリ。新しいスタートも近いことだし…この色に、挑戦してみることにした。
“色とりどり”の私の可能性を掘り起こすために!
こうして、私の心の引き出しの中に、新たな一色が加わった。
コーチングとは別分野の仕事で、定番となった“秋の1日”がある。今年もまた、依頼が届いたとマネジャーからの連絡に、早くも秋の風を感じた。このところ、9月のスケジュールも確定しつつある。
秋の定番の1日とは、9月21日に行われる高文祭の弁論大会の審査員の依頼。もう、かれこれ5〜6年になると思う。そして、1993年には、私もこの大会に弁士として舞台に立っていた。何年か後に、自分が審査員席に座ることになるなんて、夢にも思わずに…。
人生って、不思議。初めて講師の側で試験を迎えるようになった先日も、「まさか私が、試験を行う側になるなんて」と思っていた。
教壇と審査員席、これは、私にとって“これまでと反対側の世界”。ここで、“これまでにはなかった視点”を得ることが出来た。
弁士として大会に出場していた頃は、自分のことで精一杯で、審査員の「朝から夕方まで、ひたすら弁論を聞き続ける」という過酷な状況など、少しも思うことはなかった。「審査員の皆さんも、大変だったんだなぁ。こんな風にして、私の時も審査してくれていたんだ。」そう思うと、一年に一度は恩返しをしなくっちゃ、という気持ちになる。
教壇に立って始めて、「成績をつけることの大変さ」も体験した。「先生も、ラクじゃない」、これは、学生時代には全くなかった視点だ。
こうして反対の2つの立場を体験し、2つの視点をもって同じ現場を見るという経験は、私の発想の幅と視野を広げてくれている。「関係ないところにある、大きな関係」を、発見・実感することが出来るのだ。これは“やわらか思考”のために、とても貴重なこと。固まってなんかいられなくなるのだ。
キリ短へ私をスカウトして下さったU先生との出会いも、この弁論大会の審査員席。つまり、ここがキリ短の紀々クラスのきっかけとなった運命の現場のひとつ。
私の幸運の神様は、本当に、思いがけないところに居てくれるものだ。ここでも、頭をやわらかくして見つける必要がある。秋は、どこで・どんな形で出会えるのだろうか?今から楽しみなところ。
「幸運の神様、今度はどこで待ってくれているのですか?」
秋の定番の1日とは、9月21日に行われる高文祭の弁論大会の審査員の依頼。もう、かれこれ5〜6年になると思う。そして、1993年には、私もこの大会に弁士として舞台に立っていた。何年か後に、自分が審査員席に座ることになるなんて、夢にも思わずに…。
人生って、不思議。初めて講師の側で試験を迎えるようになった先日も、「まさか私が、試験を行う側になるなんて」と思っていた。
教壇と審査員席、これは、私にとって“これまでと反対側の世界”。ここで、“これまでにはなかった視点”を得ることが出来た。
弁士として大会に出場していた頃は、自分のことで精一杯で、審査員の「朝から夕方まで、ひたすら弁論を聞き続ける」という過酷な状況など、少しも思うことはなかった。「審査員の皆さんも、大変だったんだなぁ。こんな風にして、私の時も審査してくれていたんだ。」そう思うと、一年に一度は恩返しをしなくっちゃ、という気持ちになる。
教壇に立って始めて、「成績をつけることの大変さ」も体験した。「先生も、ラクじゃない」、これは、学生時代には全くなかった視点だ。
こうして反対の2つの立場を体験し、2つの視点をもって同じ現場を見るという経験は、私の発想の幅と視野を広げてくれている。「関係ないところにある、大きな関係」を、発見・実感することが出来るのだ。これは“やわらか思考”のために、とても貴重なこと。固まってなんかいられなくなるのだ。
キリ短へ私をスカウトして下さったU先生との出会いも、この弁論大会の審査員席。つまり、ここがキリ短の紀々クラスのきっかけとなった運命の現場のひとつ。
私の幸運の神様は、本当に、思いがけないところに居てくれるものだ。ここでも、頭をやわらかくして見つける必要がある。秋は、どこで・どんな形で出会えるのだろうか?今から楽しみなところ。
「幸運の神様、今度はどこで待ってくれているのですか?」
今日は、キリ短での試験日。本当に、これで最後の日。
ここでまたまた、紀々クラスの皆さんは、私をビックリさせてくれた。前回の花束と一緒に、本当は“もう1つ、渡したかったもの”があったのだそう。それは、2枚の色紙。大きさ・色・形も様々に、ぎっしりとメッセージが書かれていた。
「こんなこと、いつの間に?」感激と驚きの気持ちでいっぱいになった。色紙にサインをすることはあっても、色紙に寄せ書きをもらうなんて、どれくらいぶりだろう。
今年に入ってから“感動”というテーマを掲げる企業に、いくつか出会ってきた。相談も、受けてきた。そんな企業が掲げている“感動”とは、サービスに“感激・驚き”がある、ということだと思う。でも、“感動”という文字の入ったバッチを胸につけているスタッフから、感動をもらう場面は、残念ながら、少ない気がして…そもそも“感動”って、何だ?そう考えていた。
今回、その答えを体験させてくれたのが、紀々クラスの花束と寄せ書きの色紙。思いもよらなかったことへの驚きと、溢れるほどに伝わってくるハートへの感激が、私にとって“感動”につながった。“感動の感覚”を、体験して納得した。「理屈も、バッチも、関係ない!」。この感覚を、これまで相談を受けた経営者の方々にも教えてあげられたら…そんな気持ちになった。
こんなサービスに出会えるなら、きっと、また行きたくなるだろうな。これが、リピーターの心理。紀々クラスは、ひとつのエンターテイメントだったような気がする。
これまでずっと、ありがとね。
これからちょっと、淋しくなるね。
これからもっと、新しくなるね。
これからきっと、頼もしくなるね。
これからもどうぞ、よろしくね。
皆さん、今度は“同窓会”で会いましょう!
ここでまたまた、紀々クラスの皆さんは、私をビックリさせてくれた。前回の花束と一緒に、本当は“もう1つ、渡したかったもの”があったのだそう。それは、2枚の色紙。大きさ・色・形も様々に、ぎっしりとメッセージが書かれていた。
「こんなこと、いつの間に?」感激と驚きの気持ちでいっぱいになった。色紙にサインをすることはあっても、色紙に寄せ書きをもらうなんて、どれくらいぶりだろう。
今年に入ってから“感動”というテーマを掲げる企業に、いくつか出会ってきた。相談も、受けてきた。そんな企業が掲げている“感動”とは、サービスに“感激・驚き”がある、ということだと思う。でも、“感動”という文字の入ったバッチを胸につけているスタッフから、感動をもらう場面は、残念ながら、少ない気がして…そもそも“感動”って、何だ?そう考えていた。
今回、その答えを体験させてくれたのが、紀々クラスの花束と寄せ書きの色紙。思いもよらなかったことへの驚きと、溢れるほどに伝わってくるハートへの感激が、私にとって“感動”につながった。“感動の感覚”を、体験して納得した。「理屈も、バッチも、関係ない!」。この感覚を、これまで相談を受けた経営者の方々にも教えてあげられたら…そんな気持ちになった。
こんなサービスに出会えるなら、きっと、また行きたくなるだろうな。これが、リピーターの心理。紀々クラスは、ひとつのエンターテイメントだったような気がする。
これまでずっと、ありがとね。
これからちょっと、淋しくなるね。
これからもっと、新しくなるね。
これからきっと、頼もしくなるね。
これからもどうぞ、よろしくね。
皆さん、今度は“同窓会”で会いましょう!
「言霊って、あるんだなぁ…と思いました!」
コーチとして長くご一緒しているクライアントの方から先日頂いた、ひと言。私の声を、とても気に入って下さっているそう。言葉というよりも、“声そのもの”にパワーがあると思う、とのこと。
実は私は、音楽家時代から何度もラジオやテレビで自分の声を聞くことがあり、その声にコンプレックスをもっていた。「ボイストレーニングでも受けた方がいいかな」と思ったこともあったほど。だから、このところナゼか好評を頂くようになった“声”については、ちょっと不思議な気持ち。
「紀々さんの声、最初の頃は、元気な黄色のイメージでした。でも今は…虹色。虹をキュッとひねった感じ。」
おっ!深みが増してきたということかな?偶然にも、私が最近好きな色が“虹色”なので、この表現は、とても嬉しかった。
自分の“声”というものは、自分の中から出ているものなので、客観的に聞く機会も少ない。でも、コーチングでも、講演・研修でも、講義でも、“声”は欠かせない紀々道具。思いがけないコメントの数々のお蔭で、長年のコンプレックスにはサヨナラを告げ、“強み”へと転じつつある。「強み」というのは、つくづく自分では分かりにくいものだ、と実感。
ここでお届けできないことは残念ですが…いつか・どこかで!
コーチとして長くご一緒しているクライアントの方から先日頂いた、ひと言。私の声を、とても気に入って下さっているそう。言葉というよりも、“声そのもの”にパワーがあると思う、とのこと。
実は私は、音楽家時代から何度もラジオやテレビで自分の声を聞くことがあり、その声にコンプレックスをもっていた。「ボイストレーニングでも受けた方がいいかな」と思ったこともあったほど。だから、このところナゼか好評を頂くようになった“声”については、ちょっと不思議な気持ち。
「紀々さんの声、最初の頃は、元気な黄色のイメージでした。でも今は…虹色。虹をキュッとひねった感じ。」
おっ!深みが増してきたということかな?偶然にも、私が最近好きな色が“虹色”なので、この表現は、とても嬉しかった。
自分の“声”というものは、自分の中から出ているものなので、客観的に聞く機会も少ない。でも、コーチングでも、講演・研修でも、講義でも、“声”は欠かせない紀々道具。思いがけないコメントの数々のお蔭で、長年のコンプレックスにはサヨナラを告げ、“強み”へと転じつつある。「強み」というのは、つくづく自分では分かりにくいものだ、と実感。
ここでお届けできないことは残念ですが…いつか・どこかで!
中学・高校まで、私は学校の図書館に行くことは、ほとんどなかった。高校卒業の時に返却された図書館カードなんて、見事に真っ白。「本当に文学部に入学して大丈夫?」というくらい、名作も知らない状態だった。
でも、大学に入ってからは、かなりの本を読んだし、古本屋さんにも結構行った。そして驚れるのは、社会人になってから、熱心に図書館に通っていること。
そう、私が学問や読書に目覚めたのは、18歳。通常、受験戦争にくたびれた皆が「もう、勉強なんてイヤ!」と言い出す頃に、私は、学びの生活をスタートしたのだ。だから、早稲田で過ごした学生時代は、とにかくよく勉強した。「大学では、いっぱい遊ぶ」という同世代も多い中で、これまで勉強してこなかった私は、劣等感もバネになり、バイトもせず、人生最大級の学びの時間を過ごした。
社会人になって、図書館に通うきっかけになったのは、当時、仕事で私をヘッドハントして下さった大学の大先輩が貸して下さった、一冊の本。「これ読み終わったら、図書館に返してもらえる?ブックポストに入れてくれたらいいから、ヨロシク。」この先輩が、図書館を薦めて下さったのだった。「お金もかからないし、場所もとらないし!」大きなホテルの支配人が、図書館を活用されているなんて…意外だった。
というわけで、お薦めの本を読み終えた後、私はブックポストではなく、窓口に行って返すことにした。図書館は、事務所の近くにあったけれど…入ったのは、初めて。そこで、いくつかまた本を借りることになり、それから「返しに行っては、新しい本を借りてくる」という流れが始まった。
関心の範囲が広い私にとって、図書館はうってつけの遊び場。これがもし、本屋さんで、借りるではなく“買っていたら…”それは大変なことになっていた。仕事関連で新しい分野に出会った時も、その分野の本を探しに行ったりする。たとえハズレだったとしても、投資したわけではないので、気持ちはスッキリ。つまみ読みも、OK。
この一週間で読んでいるのは…
和田秀樹『大人のための勉強法』
久恒啓一『図で考える人は仕事ができる』
吉本隆明, 谷川俊太郎, 藤田元司, 詫摩武俊, 小野田寛郎, 糸井重里
『智慧の実を食べよう。』
ルー マリノフ 『元気哲学 人生篇』
その他に、カウンセリング関連の本や、介護の本も読んだ。食べ物も、読み物も、聴くものも、そして“人”も、とにかく「幅広い」というのが私の特徴らしく、よく驚かれる。ビジネス書・哲学書・エッセイ・料理の本・メイクの本・音楽関連の本・ファッション雑誌…表紙・タイトル・著者・ジャンル、どれかにピンとくるものを感じたら、まずは手にとってみたくなるのだ。手に取った本を見ることで、私が「今、どこにアンテナを向けているのか」が確認できる。
「読む」タンクが満たされてくると、今度は「書きたくなる」というのが、私のめぐり。もうそろそろ、また新たなめぐりがやって来そうな…予感。
でも、大学に入ってからは、かなりの本を読んだし、古本屋さんにも結構行った。そして驚れるのは、社会人になってから、熱心に図書館に通っていること。
そう、私が学問や読書に目覚めたのは、18歳。通常、受験戦争にくたびれた皆が「もう、勉強なんてイヤ!」と言い出す頃に、私は、学びの生活をスタートしたのだ。だから、早稲田で過ごした学生時代は、とにかくよく勉強した。「大学では、いっぱい遊ぶ」という同世代も多い中で、これまで勉強してこなかった私は、劣等感もバネになり、バイトもせず、人生最大級の学びの時間を過ごした。
社会人になって、図書館に通うきっかけになったのは、当時、仕事で私をヘッドハントして下さった大学の大先輩が貸して下さった、一冊の本。「これ読み終わったら、図書館に返してもらえる?ブックポストに入れてくれたらいいから、ヨロシク。」この先輩が、図書館を薦めて下さったのだった。「お金もかからないし、場所もとらないし!」大きなホテルの支配人が、図書館を活用されているなんて…意外だった。
というわけで、お薦めの本を読み終えた後、私はブックポストではなく、窓口に行って返すことにした。図書館は、事務所の近くにあったけれど…入ったのは、初めて。そこで、いくつかまた本を借りることになり、それから「返しに行っては、新しい本を借りてくる」という流れが始まった。
関心の範囲が広い私にとって、図書館はうってつけの遊び場。これがもし、本屋さんで、借りるではなく“買っていたら…”それは大変なことになっていた。仕事関連で新しい分野に出会った時も、その分野の本を探しに行ったりする。たとえハズレだったとしても、投資したわけではないので、気持ちはスッキリ。つまみ読みも、OK。
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『智慧の実を食べよう。』
ルー マリノフ 『元気哲学 人生篇』
その他に、カウンセリング関連の本や、介護の本も読んだ。食べ物も、読み物も、聴くものも、そして“人”も、とにかく「幅広い」というのが私の特徴らしく、よく驚かれる。ビジネス書・哲学書・エッセイ・料理の本・メイクの本・音楽関連の本・ファッション雑誌…表紙・タイトル・著者・ジャンル、どれかにピンとくるものを感じたら、まずは手にとってみたくなるのだ。手に取った本を見ることで、私が「今、どこにアンテナを向けているのか」が確認できる。
「読む」タンクが満たされてくると、今度は「書きたくなる」というのが、私のめぐり。もうそろそろ、また新たなめぐりがやって来そうな…予感。