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 「私にとって、コーチに出会ったのは紀々さんが初めてでした。でも、コーチングが知られるようになったこの頃、コーチをやっている人に何人か出会って、分かったんです。紀々さんでなければ、ここまで続けることはなかったと思います。」

 私のコーチングを受けて久しいクライアントの方から、このお話を聞いて、とてもとても嬉しくなった。私がこのところ大切にしていることが、ズバリその“理由”にあったのだ。
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 コーチングの仕事を通して、このところとても気がかりなことがある。それは「頑張るあまり、壊れてしまう人」が増えていること。

 「聞く」という分野で見ると、自分は聞いてもらえていない(つまり、相手の話を思いきり聞ける状態ではない)のに“頑張って”他人の話を聞いてあげなければ、と思っている人が多いのだ。

 「聞く」という行動そのものが問題なのではなく、それに耐えられる土台が十分でないことが、問題。ましてや「聞く技術」なんて、もっともっと後の話。十分でない土台の上に、たくさんのものを乗せてしまうと、崩れたり壊れたりするのは当然だ。

 その人の能力の問題ではなく、ストレスや不安を処理する仕組みに問題がある、と私は考えている。「何かに取り組んだり、何かを抱え込む前に、自分の足元・心の状態をしっかり確認しているか」がカギだと思う。

 音楽家時代、私は、楽器と共に移動して演奏活動を行っていた。私の電子オルガンという楽器は100キロを越す重さがあり、その上、足元よりも上の鍵盤部分に重さと大きさが偏っているというものだった。主催者の方からは、しばしば「こちらには男性もいますので、楽器の移動は手伝えます」との申し出を頂いたが、私は「いったん現場で楽器をセッティングしたら、絶対に、動かさない。移動は、必ずプロが行う。」というお願いを、徹底していた。

 それは、大事な楽器よりも「人を壊さないため」という理由があった。楽器は、代えも修理もきく。でも、人はそうはいかない。慣れない人が、善意だけで触った場合に、ケガをする可能性があることを、私はプロの運送屋さんと動く中で、十分に知っていたから。そんな優しい人に、ケガをさせるわけにはいかないと、私は思っていた。
 「一度、観てみたい!」と思っている舞台の一つが、「リバーダンス」。ひとまず、DVDで観ることが出来た。

ベスト・オブ・リバーダンス
ベスト・オブ・リバーダンス

 「やっぱり“技”があるって、素晴らしい!エンターティメントは、いいなぁ!!」と、拍手喝采。1つの技を磨き上げることの大切さとエネルギーを、あらためて実感した。

 単なる技術の積み重ねだけでは、つまらない。
 でも、
 楽しさだけの域で技術がなければ、やっぱり、つまらない。

 “見えない技術・見せない技術”というものが、本物のエンターティメントにはある、ということに背筋が伸びる思いだった。

 ◆TEAM紀々U30◆のメンバー募集のお知らせを見て下さった方から、「31歳以上で参加できるものはありませんか?」という嬉しいお声を頂きました。

 そこで、以前から温めていた“一力(いちりき)サンタの会”のメンバーを募集することにいたします。

 詳細は、PC版お知らせページ携帯版お知らせページをご覧下さい。
 これまでPC版のみのご予約フォームでしたが、携帯電話にも対応できるようになりました。詳細は、PC版お知らせページ携帯版お知らせページより、ご確認下さい。