「コンサルのようなものですね」
コーチングがまだよく知られていない頃は、コーチングの説明の後に、よくそう言われることがあった。
「コンサルティング」と「コーチング」の違いについての質問は、今でもビジネス系の講演ではたびたびある。その質問の向こうには「コンサルタントを頼んでいたのに、結局、結果は出なかった」という苦い経験と、「だから、コーチングっていったって、またコンサルみたいな流行モノじゃないの?」という疑問の気持ちが隠れていることも多い、ということが、だんだんに見えてきた。
「その道の知識・情報・ノウハウ」を持って、「これぞ、解答!」という駒を次々と伝授し、分厚いマニュアルをドンと置き、「これさえやれば、絶対に大丈夫!」と様々な解説を行う。私は、コンサルタントという人物をほとんど知らないのだが、様々な企業の話を聞いていると、どうやら、そんな感じのようだ。
先日、私がご依頼を受けた会社でも、以前に何人かのコンサルが関わっていたという。
「今回は、新しい事業立ち上げのために、これまでと違う切り口で、これまでとは異なる先生をお願いすることにしました。」
社長からは、こんな紹介を頂いた。
コーチングがまだよく知られていない頃は、コーチングの説明の後に、よくそう言われることがあった。
「コンサルティング」と「コーチング」の違いについての質問は、今でもビジネス系の講演ではたびたびある。その質問の向こうには「コンサルタントを頼んでいたのに、結局、結果は出なかった」という苦い経験と、「だから、コーチングっていったって、またコンサルみたいな流行モノじゃないの?」という疑問の気持ちが隠れていることも多い、ということが、だんだんに見えてきた。
「その道の知識・情報・ノウハウ」を持って、「これぞ、解答!」という駒を次々と伝授し、分厚いマニュアルをドンと置き、「これさえやれば、絶対に大丈夫!」と様々な解説を行う。私は、コンサルタントという人物をほとんど知らないのだが、様々な企業の話を聞いていると、どうやら、そんな感じのようだ。
先日、私がご依頼を受けた会社でも、以前に何人かのコンサルが関わっていたという。
「今回は、新しい事業立ち上げのために、これまでと違う切り口で、これまでとは異なる先生をお願いすることにしました。」
社長からは、こんな紹介を頂いた。
このところ、少年による信じたくない事件のニュースが続いている。どうして、こんなにも“壊れて”しまったのかと、思わずにはいられない。人の心を向き合う仕事をする者として重い課題を突きつけられる日々でもある。
「こんな世の中に、誰がした」そう嘆くことも、出来る。
それでも、「こんな世の中で、生きていかなくてはいけない」のだ。
「こんな世の中」から、スタートするしかない。
「こんな世の中から、どんな世の中にしていくのか」が、大事なことなのだ。
そう言い聞かせながら、出来ることから確実に始めていくことを続けている。
私のところにも、親に心を閉ざしてしまった若者が訪れることがある。
「自分を消してしまいたい」
「親なんて、いなくなっちゃえばいいのに」
そんな言葉が出てくることもある。
反対に、そんな子供との向き合い方に悩む「親」である大人の話をうかがうことも、多い。
その人が「親」であれ「子」であれ、共通していることは
「思いきり、信じられる人に聞いてもらい、受け止めてもらい、自分のありのままの気持ちと素直に向き合うことを、必要としている」
ということだ。
「こんな世の中に、誰がした」そう嘆くことも、出来る。
それでも、「こんな世の中で、生きていかなくてはいけない」のだ。
「こんな世の中」から、スタートするしかない。
「こんな世の中から、どんな世の中にしていくのか」が、大事なことなのだ。
そう言い聞かせながら、出来ることから確実に始めていくことを続けている。
私のところにも、親に心を閉ざしてしまった若者が訪れることがある。
「自分を消してしまいたい」
「親なんて、いなくなっちゃえばいいのに」
そんな言葉が出てくることもある。
反対に、そんな子供との向き合い方に悩む「親」である大人の話をうかがうことも、多い。
その人が「親」であれ「子」であれ、共通していることは
「思いきり、信じられる人に聞いてもらい、受け止めてもらい、自分のありのままの気持ちと素直に向き合うことを、必要としている」
ということだ。
私がコーチングに出会ったのは、電子オルガン奏者として演奏活動の日々を送っていた時。
あるソロライブの前日が、たまたまコーチングセッションの日になった。緊張体質の私は、いつものように食欲減退期も終盤に入り、緊張度の高い状態だった。
このコーチングセッションのお蔭で、10年以上、いくつもの舞台に立ってきた私が、初めて「自分の緊張を上手くコントロールすることが出来た」。
私のコーチは、楽器を演奏する人ではないし、コンサートの経験もない。特に「不安を取り除くために、何かを言ってくれた」というわけでもなかった。
明日の本番に対しての様々(ゴチャゴチャ)な不安をハッキリさせ、何に集中するかを自分で確認し「シンプルな気持ち」になれた。
これが、舞台の成功のポイントだった。
緊張の原因は「いかに私が、様々な不安・気がかり・カッコつけなど多くを抱えているか」というところにあるのだ。シンプルとは反対の、とてもゴチャゴチャした心が発した“不安定サイン”なのだと思う。
あるソロライブの前日が、たまたまコーチングセッションの日になった。緊張体質の私は、いつものように食欲減退期も終盤に入り、緊張度の高い状態だった。
このコーチングセッションのお蔭で、10年以上、いくつもの舞台に立ってきた私が、初めて「自分の緊張を上手くコントロールすることが出来た」。
私のコーチは、楽器を演奏する人ではないし、コンサートの経験もない。特に「不安を取り除くために、何かを言ってくれた」というわけでもなかった。
明日の本番に対しての様々(ゴチャゴチャ)な不安をハッキリさせ、何に集中するかを自分で確認し「シンプルな気持ち」になれた。
これが、舞台の成功のポイントだった。
緊張の原因は「いかに私が、様々な不安・気がかり・カッコつけなど多くを抱えているか」というところにあるのだ。シンプルとは反対の、とてもゴチャゴチャした心が発した“不安定サイン”なのだと思う。