入院中の親しい身内の容態が急変し、集中治療室に。ちょうど春の研修ラッシュを終え、久々のオフだった私は、今週明けから、ICUに交代で付き添う日々が続いている。
早朝から、または夜遅くまで…と、思いがけず「病院研修の“現場”」を体験する貴重な機会となった。
ICUは、ナースステーションのすぐ隣。看護師さんの動きや状況、雰囲気が一番伝わってくるところだ。これまで私がうかがった病院研修の参加者の皆さんのお顔を思い浮かべながら、また、「患者の身内の気持ち・状況」という、研修とは違った視点から過ごしていると、たくさんの発見がある。
人工呼吸器の隣に座りながら「やっぱり、人間の身体ってスゴイなぁ」と感動。だって、こんなに大きな機械の機能が備わっているのだから。
また、病院のスタッフの方々からかけられる様々な言葉も「大きな薬になっている」という実感がある。本人の「生きよう」という気持ちや、私たち周囲の者の「もう少し、頑張ろう」という気持ちが、引き出されるのだ。目まぐるしく動き回る看護師さんは、大忙しの中でも笑顔を忘れず、本当にすごいと思う。
「病院に、もしもコーチがいたなら、どうだろう」そんなことも、思った。
話を聞いてもらうだけで、抱えている色々な感情をスッキリさせ、必要な決断をスムーズに行える助けになるのではないか、と。
それは、必ずしも「医療知識をもった人」でなくてはいけないわけではなく、「ただひたすら気持ちを受け止め、じっくり棚卸しをし、本音と向き合う時に傍に居てくれる人」がいたら…病院スタッフも、もっと本来の仕事に専念できて、患者さんや家族の方々は、遠慮なく「聞く専門家」に話を聞いてもらえるのではないかと思ったのだ。
早朝から、または夜遅くまで…と、思いがけず「病院研修の“現場”」を体験する貴重な機会となった。
ICUは、ナースステーションのすぐ隣。看護師さんの動きや状況、雰囲気が一番伝わってくるところだ。これまで私がうかがった病院研修の参加者の皆さんのお顔を思い浮かべながら、また、「患者の身内の気持ち・状況」という、研修とは違った視点から過ごしていると、たくさんの発見がある。
人工呼吸器の隣に座りながら「やっぱり、人間の身体ってスゴイなぁ」と感動。だって、こんなに大きな機械の機能が備わっているのだから。
また、病院のスタッフの方々からかけられる様々な言葉も「大きな薬になっている」という実感がある。本人の「生きよう」という気持ちや、私たち周囲の者の「もう少し、頑張ろう」という気持ちが、引き出されるのだ。目まぐるしく動き回る看護師さんは、大忙しの中でも笑顔を忘れず、本当にすごいと思う。
「病院に、もしもコーチがいたなら、どうだろう」そんなことも、思った。
話を聞いてもらうだけで、抱えている色々な感情をスッキリさせ、必要な決断をスムーズに行える助けになるのではないか、と。
それは、必ずしも「医療知識をもった人」でなくてはいけないわけではなく、「ただひたすら気持ちを受け止め、じっくり棚卸しをし、本音と向き合う時に傍に居てくれる人」がいたら…病院スタッフも、もっと本来の仕事に専念できて、患者さんや家族の方々は、遠慮なく「聞く専門家」に話を聞いてもらえるのではないかと思ったのだ。
春の研修、最後の山場を迎えた日々…そんな中、私自身のコーチングは定期的に続いている。朝一番(8:30)という時間帯は、4年前のスタート当初からの指定席となった。
幸いにも、私のコーチは4年前からずっと変わらず“私のプロの味方”としてサポートして下さっている。生まれて初めてのコーチ選びだったのに、プロになってコーチの力量が見えるようになった今になっても「見る眼があったね!」と、当時の私を褒めてあげたいくらい、コーチとの出会いには感謝している。
今月最後のコーチングで、私は、コーチに大きな報告をしたすることが出来た。
「約4年(43ヶ月)前、コーチングを受ける時に掲げたゴールを、ようやく達成しました!」
4年間というと、「長い」という印象もあるかも知れない。でも私は、自分自身で「コーチングを受けずに進んでいたら、間違いなく4年では届かなかった」と感じている。
幸いにも、私のコーチは4年前からずっと変わらず“私のプロの味方”としてサポートして下さっている。生まれて初めてのコーチ選びだったのに、プロになってコーチの力量が見えるようになった今になっても「見る眼があったね!」と、当時の私を褒めてあげたいくらい、コーチとの出会いには感謝している。
今月最後のコーチングで、私は、コーチに大きな報告をしたすることが出来た。
「約4年(43ヶ月)前、コーチングを受ける時に掲げたゴールを、ようやく達成しました!」
4年間というと、「長い」という印象もあるかも知れない。でも私は、自分自身で「コーチングを受けずに進んでいたら、間違いなく4年では届かなかった」と感じている。
「私がコーチングを受けたいのではなく、部下をコーチングしたいのです」
企業研修のご依頼がある時、担当者をはじめ経営者からは、こんな言葉が聞かれることは多い。「私には、コーチングは必要ありません」というメッセージが、ちらほら見え隠れする。
そう思われる原因には、次のようなものが考えられる。
・ 「コーチング=未熟な者に必要なもの」と思っている
・ コーチングを受けて、自分自身と向き合うことへの戸惑い・迷い・恐怖感がある
・ 時間の短縮を図りたい(手っ取り早く、問題を解決したい)
・ 経費を抑えて何とかしたい(社内でコーチングをまかないたい)
・ 「コーチングくらい、ちょっとかじれば自分で出来る」と思っている
etc.
これらは、大きな勘違い。
抱えているハードルが、多くて高い人にほどコーチングは有効である。小さなちょっとしたハードルなら、それこそ「自分で何とか」出来るもの。責任や役割が大きく、スピード感や確かな決断が求められる立場・場面にこそ、サポートには“プロ”が必要なのだ。
企業研修のご依頼がある時、担当者をはじめ経営者からは、こんな言葉が聞かれることは多い。「私には、コーチングは必要ありません」というメッセージが、ちらほら見え隠れする。
そう思われる原因には、次のようなものが考えられる。
・ 「コーチング=未熟な者に必要なもの」と思っている
・ コーチングを受けて、自分自身と向き合うことへの戸惑い・迷い・恐怖感がある
・ 時間の短縮を図りたい(手っ取り早く、問題を解決したい)
・ 経費を抑えて何とかしたい(社内でコーチングをまかないたい)
・ 「コーチングくらい、ちょっとかじれば自分で出来る」と思っている
etc.
これらは、大きな勘違い。
抱えているハードルが、多くて高い人にほどコーチングは有効である。小さなちょっとしたハードルなら、それこそ「自分で何とか」出来るもの。責任や役割が大きく、スピード感や確かな決断が求められる立場・場面にこそ、サポートには“プロ”が必要なのだ。
「どうしていいのか、分からない」
「何となく、やる気がでない」
「これでいいのかなぁ、という気がする」
私のところにいらっしゃる方で、最初はこんな気持ちを抱えているケースは多い。この気持ちが、まさに「梅雨明け」を迎えた時、転機!が起こる。
コーチになって4年目、これまでいくつもの「梅雨明け宣言」に立ち会う幸せを頂いてきた。
このようなモヤモヤは、心に雲のような形でかぶさっている。雨を降らせるほどではないけれど、決してスッキリ晴れではない、という状態。だからこそ、ズルズルと長引いてしまうことも多いのが、やっかいなところ。
この“雲”を作り出しているものの要素には、「妥協」が含まれることがしばしばある。
遠慮したり、ガマンしたり、格好つけたり、強がったり、背伸びをしすぎたり、逃げたりetc.
様々な形から「本命ではない、選択・決断」をしている状況。それが多ければ多いほど、「本命・本気・本音」が見えにくくなる。
これが“雲”の正体。
「何となく、やる気がでない」
「これでいいのかなぁ、という気がする」
私のところにいらっしゃる方で、最初はこんな気持ちを抱えているケースは多い。この気持ちが、まさに「梅雨明け」を迎えた時、転機!が起こる。
コーチになって4年目、これまでいくつもの「梅雨明け宣言」に立ち会う幸せを頂いてきた。
このようなモヤモヤは、心に雲のような形でかぶさっている。雨を降らせるほどではないけれど、決してスッキリ晴れではない、という状態。だからこそ、ズルズルと長引いてしまうことも多いのが、やっかいなところ。
この“雲”を作り出しているものの要素には、「妥協」が含まれることがしばしばある。
遠慮したり、ガマンしたり、格好つけたり、強がったり、背伸びをしすぎたり、逃げたりetc.
様々な形から「本命ではない、選択・決断」をしている状況。それが多ければ多いほど、「本命・本気・本音」が見えにくくなる。
これが“雲”の正体。