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 十代の若い皆さんと話していると、
しばしば「お金がほしい」「だってお金がないから」
という言葉が出てくることに気がついた。

 ・おしゃれをするには、お金が必要
 ・キレイになるには、お金が必要
 ・カワイイ持ち物をもつには、お金が必要
 ・スリムになるには、お金が必要
 ・ストレス解消には、お金が必要
 などなど…

 これらは、世代を問わない項目も多い。

 でも…本当にそれは
「お金がなければできないこと」なのだろうか?

 私自身の生活で考えてみた。
 実践してみて、たどりついたのは…
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 「お客様のニーズは、時に意外なところにある」

 売場に立っていて、そう痛感する。

 お客様に背中を押される形で、
12月の 紀々*笑談会3に向けて
製作が進んでいる新製品がある。

 それは…お財布。(写真は、紀々の私物)

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 紀ごころ屋がつくるお財布は、
表だけでなく内側のパーツまで
合皮ではなく本革で仕立てており、
パーツはパーツ作りのプロとの共同作業。
 そのため、どうしてもコストがかかり
市販されているお財布よりも割高になってしまう。

 これが、これまでお財布は作らずに
市販のお財布をお勧めしていた理由。
 もうすぐ11月の幕開けというのに…
まさかの台風接近のニュース。

 またまた、週末の東京での企業研修と
同じタイミング。
 先月に引き続きの台風同伴だなんて、
もう担当の方もご参加の皆さんも、
「やっぱり紀々さんだ!」と思われていることだろう。
 専門学校の学生さんとの講義の最後は、
今日のお題について感想を書いてもらうことが
定番となった。
 本当は、
一人ひとりのお話を聞きたいところだけれど
42人となると難しく…
どうにか皆さんの声を聞かせてもらうことはできないか
と考えて書いてもらうことにした。

 すると、私が感じていた以上に
それぞれが何かを吸収し、前回からの一週間に
自分なりに取り組んでくれていることがわかり
私の方が大きな感激と元気をもらった。
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 同じものを作る。

 これは、モノづくりでも研修でも舞台でも、
私が一番苦手なこと。

 これをカッコ良く表現するとしたら…
「一つとして同じものがない」ということになる。

 「み〜んな違うと、迷ってしまう」

 売場で悩むお客様と同じ目線に立ってみると、
私まで悩んでしまう(笑)

 作り手もヒラメキで作っているので、
選ぶ側にもヒラメキが必要になることに気づいた。
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