10月は、本当に「書く」ということについて悩み考えた日々でした。書くことで胃が痛くなったのは、久々です(笑)
それでも、あらためて痛感したのは「悩んでも、向き合い続けることの大切さ」。新しい壁に出会った気がしています。
「書く・言葉にする」ということに向き合い奮闘した分だけ、「書く人の気持ちと苦しみ」についての理解も深まりました。凹む私にエールを送って下さる方もいて、これは凹みつつ頑張ったご褒美かなと、本当に心に響きました。
私が「書く」ことに初めて本気で向き合ったのは、高校3年生。今は亡き、山城美智子先生が、私の作文を読んで「あなたは文も書けるし、舞台度胸もある。だから、弁論をやってほしい!」と声をかけて下さったのがきっかけでした。
当時の私は、とにかく書かなくてはいけない事情があり、ただ自分の体験を書いただけで、文章にも自信がなく…断り続けていました。その事情とは、電子オルガンの演奏活動のため欠席が多かった穴埋めに、作文を書いたというものです。(もう、時効ですよね)
美智子先生は、毎日毎日私の教室に足を運ばれ「紀子、あの先生がまた呼んでるよ」と、友人も不思議がる日々が続き…性格的には根気強いタイプの私ですが、とうとう根負けし、弁論に挑戦することになったのでした。
当時、色々なことが重なって、文章だけでなく、すっかり自分に自信を失っていた私に、先生は毎日「大丈夫、あなたの笑顔はステキだから!」と声をかけ続け、文章と表現の指導をして下さいました。今思えば、文章とはまったく別の「笑顔」だけを褒めてもらっていた気がします(笑)
でも、不思議とその褒め言葉の魔法で、私は少しずつ自信を取り戻していました。
気がつけば、いくつもの全国大会へ出場することになり、それまで高校の図書館にはほとんど足を運んだことはなかったのに、夏休みもほぼ毎日、図書館で書き直しと読みの練習に通い、鉛筆で手の側面はしばしば真っ黒でした。(今は、ワープロ打ちなのでそれはありませんが)
間に合わない時は、授業中も、その科目のノートをとりつつ隣では原稿用紙を広げ、二刀流。休み時間もよく原稿を書いていたので、卒業文集のアンケートには「もっと話してみたかった人」の項目のトップに名前がありました(笑)。
この1年間の弁論のキャリアが評価されて、大学の推薦入学が決まり…振り返ってみると、哲楽家への道が始まったのだと思います。卒業後は、高校生の弁論大会の審査員を担当し、今年は、沖縄県の消防職員の方々の意見発表会の審査にうかがうことになりました。
こうした審査員をお受けするのは、ひとつは美智子先生への恩返しの気持ちもあります。先生とは、高校の卒業式の後に食事に行く約束をしていました。ところが、卒業式の前日に急に倒れて危険な状態になったとのことで、私も病院に駆けつけましたがお会いできず、結局、そのまま先生は亡くなってしまいました。
私は、何ひとつ恩返しができなかった生徒として、ずっと心残りを抱えたまま、大学を卒業したのでした。昨年だったと思います。思いがけず、先生のお子さんにお会いしました。その時に、私は心残りについてお詫びをし、色々なお話をしたのですが、子供さんが「母は、あなたを誇りに思っていました」と喜んで下さっていて、救われた気がしました。
今でも、私は「書く」時にお守りにしている銀の指輪があります。美智子先生に頂いたものです。
「そこにチャンスがあったら、のってみるべきよ。」
これは、「書く」道へと私の背中をグッと押した、美智子先生の口説き文句(笑)
指輪を見るたびに、先生の声で聞こえてきます。
自分に書く才能があると思えたことはありませんが、書くことへのご縁の深さは感じています。そして、お返ししたい大きなご恩があることは、間違いありません。
なので、これからも「書く」ということと「ことば」については、ずっと向き合っていきたいと思います。
社内報でも、何かのコラムでも…これからも、エールを込めて文章をお届けできる哲楽系の書き手を目指してまいります。お役に立てることがありましたら、どうぞご一報下さい!
哲楽家として、「ことば」のもつ力を大切に、現場の皆さんと一緒に磨いていきたいと思っています。
☆10月31日の哲楽 より
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それでも、あらためて痛感したのは「悩んでも、向き合い続けることの大切さ」。新しい壁に出会った気がしています。
「書く・言葉にする」ということに向き合い奮闘した分だけ、「書く人の気持ちと苦しみ」についての理解も深まりました。凹む私にエールを送って下さる方もいて、これは凹みつつ頑張ったご褒美かなと、本当に心に響きました。
私が「書く」ことに初めて本気で向き合ったのは、高校3年生。今は亡き、山城美智子先生が、私の作文を読んで「あなたは文も書けるし、舞台度胸もある。だから、弁論をやってほしい!」と声をかけて下さったのがきっかけでした。
当時の私は、とにかく書かなくてはいけない事情があり、ただ自分の体験を書いただけで、文章にも自信がなく…断り続けていました。その事情とは、電子オルガンの演奏活動のため欠席が多かった穴埋めに、作文を書いたというものです。(もう、時効ですよね)
美智子先生は、毎日毎日私の教室に足を運ばれ「紀子、あの先生がまた呼んでるよ」と、友人も不思議がる日々が続き…性格的には根気強いタイプの私ですが、とうとう根負けし、弁論に挑戦することになったのでした。
当時、色々なことが重なって、文章だけでなく、すっかり自分に自信を失っていた私に、先生は毎日「大丈夫、あなたの笑顔はステキだから!」と声をかけ続け、文章と表現の指導をして下さいました。今思えば、文章とはまったく別の「笑顔」だけを褒めてもらっていた気がします(笑)
でも、不思議とその褒め言葉の魔法で、私は少しずつ自信を取り戻していました。
気がつけば、いくつもの全国大会へ出場することになり、それまで高校の図書館にはほとんど足を運んだことはなかったのに、夏休みもほぼ毎日、図書館で書き直しと読みの練習に通い、鉛筆で手の側面はしばしば真っ黒でした。(今は、ワープロ打ちなのでそれはありませんが)
間に合わない時は、授業中も、その科目のノートをとりつつ隣では原稿用紙を広げ、二刀流。休み時間もよく原稿を書いていたので、卒業文集のアンケートには「もっと話してみたかった人」の項目のトップに名前がありました(笑)。
この1年間の弁論のキャリアが評価されて、大学の推薦入学が決まり…振り返ってみると、哲楽家への道が始まったのだと思います。卒業後は、高校生の弁論大会の審査員を担当し、今年は、沖縄県の消防職員の方々の意見発表会の審査にうかがうことになりました。
こうした審査員をお受けするのは、ひとつは美智子先生への恩返しの気持ちもあります。先生とは、高校の卒業式の後に食事に行く約束をしていました。ところが、卒業式の前日に急に倒れて危険な状態になったとのことで、私も病院に駆けつけましたがお会いできず、結局、そのまま先生は亡くなってしまいました。
私は、何ひとつ恩返しができなかった生徒として、ずっと心残りを抱えたまま、大学を卒業したのでした。昨年だったと思います。思いがけず、先生のお子さんにお会いしました。その時に、私は心残りについてお詫びをし、色々なお話をしたのですが、子供さんが「母は、あなたを誇りに思っていました」と喜んで下さっていて、救われた気がしました。
今でも、私は「書く」時にお守りにしている銀の指輪があります。美智子先生に頂いたものです。
「そこにチャンスがあったら、のってみるべきよ。」
これは、「書く」道へと私の背中をグッと押した、美智子先生の口説き文句(笑)
指輪を見るたびに、先生の声で聞こえてきます。
自分に書く才能があると思えたことはありませんが、書くことへのご縁の深さは感じています。そして、お返ししたい大きなご恩があることは、間違いありません。
なので、これからも「書く」ということと「ことば」については、ずっと向き合っていきたいと思います。
社内報でも、何かのコラムでも…これからも、エールを込めて文章をお届けできる哲楽系の書き手を目指してまいります。お役に立てることがありましたら、どうぞご一報下さい!
哲楽家として、「ことば」のもつ力を大切に、現場の皆さんと一緒に磨いていきたいと思っています。
☆10月31日の哲楽 より
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今月2日にうかがったのは…「第33回 沖縄県消防職員意見発表会」の会場。
私の席は…審査員席。これまで高等学校弁論大会は何度も審査を担当していましたが、この意見発表会は、ご依頼を頂いてはじめて存在を知りました。
沖縄県消防大会に引き続き行われたので、広い会場いっぱいの方々が見守る中でのスタート。最前列の審査員席は、消防職員の方々の緊張も伝わる距離。
それぞれの現場で、それぞれの視点で、日頃の業務を通じて感じていることを聞かせて頂きました。先月から取材させて頂いている、救命救急の現場のお話とも通じる部分がたくさんあり、救命救急のプロの皆さんのお顔も時々浮かべながら聞いていました。
人生の中で、一番たくさんの消防のプロにお会いしました!
今度は、消防の職場にもどうぞ!とおっしゃって頂いたので、「モチベーションやチームワーク、勇気のスイッチON」などについて、お話うかがえたらと思っています。
特に、「命を預けられるリーダーとの信頼関係」について、是非うかがいたいと。そこに、他の職場でも通じるヒントがあるのではと感じています。
「哲楽家」という肩書きについて関心を持って下さった皆さんが、次々に私のところにいらして下さったことも嬉しかったです。
発表された若手の消防職員の皆さんと、パチリ。
まっすぐ前を見て話す視線と姿勢が、とても印象的でした。自分の仕事に誇りをもって向き合っているプロの姿は、やっぱりカッコいいです!
皆さん、お疲れ様でした。九州大会に向け、応援しています!
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私の席は…審査員席。これまで高等学校弁論大会は何度も審査を担当していましたが、この意見発表会は、ご依頼を頂いてはじめて存在を知りました。
沖縄県消防大会に引き続き行われたので、広い会場いっぱいの方々が見守る中でのスタート。最前列の審査員席は、消防職員の方々の緊張も伝わる距離。
それぞれの現場で、それぞれの視点で、日頃の業務を通じて感じていることを聞かせて頂きました。先月から取材させて頂いている、救命救急の現場のお話とも通じる部分がたくさんあり、救命救急のプロの皆さんのお顔も時々浮かべながら聞いていました。
人生の中で、一番たくさんの消防のプロにお会いしました!
今度は、消防の職場にもどうぞ!とおっしゃって頂いたので、「モチベーションやチームワーク、勇気のスイッチON」などについて、お話うかがえたらと思っています。
特に、「命を預けられるリーダーとの信頼関係」について、是非うかがいたいと。そこに、他の職場でも通じるヒントがあるのではと感じています。
「哲楽家」という肩書きについて関心を持って下さった皆さんが、次々に私のところにいらして下さったことも嬉しかったです。
発表された若手の消防職員の皆さんと、パチリ。
まっすぐ前を見て話す視線と姿勢が、とても印象的でした。自分の仕事に誇りをもって向き合っているプロの姿は、やっぱりカッコいいです!
皆さん、お疲れ様でした。九州大会に向け、応援しています!
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「やっぱりね!」
そう言われる仕事をしたいと思います。
「ひょっとして…と思ったけれど、やっぱり紀々さんだったんだ!」というコメントが頂けるような、何かを。それが、“らしさのある仕事”なのではと思うから。
同時に、最近は「えっ、これも紀々さんなの?!」と驚かれるような意外性も出していけたらと思ってもいます(笑)
そんな風に考えていると、このところの私は【私自身を哲楽している】ことに気がつきました。様々なプロとのコラボ企画の準備を進める中で、相手の方の言葉から、まるで鏡を見ているように「自分自身の、自分では見えていない角度からの姿」が見える感覚があります。
ココがいいよ!というポイント
あなたと一緒に、と思ったポイント
らしいね、というポイント
意外&面白いね、というポイント
などなど、自分では思いもよらなかった言葉をもらうことがあり、そこで発見することがいっぱいあるのです。「せっかく紀々さんと一緒にやるなら、こんな風にしたい」というアイディアからも、新たな視点をもらっています。
そんなワクワクの新発見を、仕事の中で頂けるなんて…とっても贅沢!ありがたいです。
今日は、美容室へ行きました。久々に髪を伸ばしてみることにしようかと思って、と伝えたところ、早速「紀々さんなら…」というアイディアを頂きました。ただ、あと5ヶ月はかかりそうです(笑)
私が「これだけは、どの現場でも欠かさずにいたい」と思っているのは、「一緒にいる人が笑顔になれること」。講演でも研修でも、食事会でも飲み会でも、クラフトでも何でも…これは、いつも一番目指したいことです。
最後に…
介護労働安定センターのコンサルタントとして、介護の現場にうかがった時の写真を頂いた中から…ちょっと懐かしい思い出の一枚をご紹介します♪(掲載にあたり、ご了承いただいています)
☆ 9月19日の哲楽 より。
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そう言われる仕事をしたいと思います。
「ひょっとして…と思ったけれど、やっぱり紀々さんだったんだ!」というコメントが頂けるような、何かを。それが、“らしさのある仕事”なのではと思うから。
同時に、最近は「えっ、これも紀々さんなの?!」と驚かれるような意外性も出していけたらと思ってもいます(笑)
そんな風に考えていると、このところの私は【私自身を哲楽している】ことに気がつきました。様々なプロとのコラボ企画の準備を進める中で、相手の方の言葉から、まるで鏡を見ているように「自分自身の、自分では見えていない角度からの姿」が見える感覚があります。
ココがいいよ!というポイント
あなたと一緒に、と思ったポイント
らしいね、というポイント
意外&面白いね、というポイント
などなど、自分では思いもよらなかった言葉をもらうことがあり、そこで発見することがいっぱいあるのです。「せっかく紀々さんと一緒にやるなら、こんな風にしたい」というアイディアからも、新たな視点をもらっています。
そんなワクワクの新発見を、仕事の中で頂けるなんて…とっても贅沢!ありがたいです。
今日は、美容室へ行きました。久々に髪を伸ばしてみることにしようかと思って、と伝えたところ、早速「紀々さんなら…」というアイディアを頂きました。ただ、あと5ヶ月はかかりそうです(笑)
私が「これだけは、どの現場でも欠かさずにいたい」と思っているのは、「一緒にいる人が笑顔になれること」。講演でも研修でも、食事会でも飲み会でも、クラフトでも何でも…これは、いつも一番目指したいことです。
最後に…
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☆ 9月19日の哲楽 より。
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現場レポートは、なかなか追いつかない状況ですが…先にひとつお知らせお届けいたします。
先月、インタビューを受けるのではなく「インタビュアーとして原稿を書く」という初の挑戦として担当したものが、いよいよ15日に発行されました!バックナンバーがページに掲載されるのは、もう少し先になりそうです。
医療系フリーマガジン「月刊ドクターズプラザ」
11月号の巻頭インタビュー「離島医療を守るドクターヘリ」
浦添総合病院救命救急センター センター長:八木正晴先生 に、ご協力頂きました。
☆ 八木先生、救命救急センター関係者の皆さんに、心より御礼申し上げます。
沖縄では設置場所が多くはないようですが…もしお近くで見かけたら、是非、読んで頂けたら嬉しいです。
☆設置場所は、こちら。設置の希望先も募集しているようです。
もちろん、studio紀々にも設置しています。29日のテンブスホールのロビーにもいくつか持っていく予定ですので、お時間ありましたらご覧下さい♪
落ち着いたら、少しずつドクターヘリ・ドクターカーの取り組みについての紀々レポートも、こちらでお届けしたいと思っています。
早速読んで下さった、とあるクリニックの院長より「医者でもこの話を知らない人は多いので、良かったですよ!」と嬉しいお褒めコメント頂き、ホッとしています。ドクターヘリ・ドクターカーの取り組みを、少しでも広く知って頂けるために…私も、今回うかがった様々なお話をお伝えしたいと思っています。
沖縄県ドクターヘリのブログも、是非ご覧下さい♪
☆ 写真は、先月うかがった読谷ヘリポートでお話を聞かせて頂いた時の一枚です!
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早速読んで下さった、とあるクリニックの院長より「医者でもこの話を知らない人は多いので、良かったですよ!」と嬉しいお褒めコメント頂き、ホッとしています。ドクターヘリ・ドクターカーの取り組みを、少しでも広く知って頂けるために…私も、今回うかがった様々なお話をお伝えしたいと思っています。
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