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 「あなたが、新川さんの……。告別式の日に、制服を着て遺影を持っていたのは、あなたでしたか。」

 祖父が他界して26年経ちましたが、告別式の日のことを覚えていて下さる方が今でもいらっしゃることに感激します。私は当時14歳。初孫で、とてもおじいちゃん子だった私に、叔父たちが遺影を持たせてくれたのでした。

 最後の時を過ごした病院では、祖父がとてもお世話になったお医者さんがいるという話は聞いていました。いつかお会いできればと思いつつ10年以上たってから、思いがけない方からのご紹介でお会いすることが出来ました。ご縁の不思議に、本当に驚いています。

 このご縁については、また後日あらためて。

 天願勇先生が祖父のことをコラムに書いて下さり、バックナンバーが公開されました

 どうぞ、ご覧下さい。
 まずは、御礼を……昨日の哲楽商店 in テンブスへいらして下さったみなさん、雨の中を本当にありがとうございます。

 

 おかえりなさい。

 このところ、私が電子オルガン奏者だった頃を知って下さっている方々から、ライブ終了後にそんな声をかけて頂くようになりました。

 「待ってましたよ」の言葉が、ありがたいです。予測されていたんだなぁ、とちょっとドキッとしますが。

 「帰ってきた道」には、新しい道を切り拓いていく時のワクワクとはちがう、ズシリとした確信のようなものがあります。

 迷いが消えるのは、これまでに迷ってきたからなのかも。

 ライブならではの本当の味わいを、私自身もわかってきたような気がしています。昨日は「なぜ、紀々はラブソングをつくらないのか?」をお話したところ、これが予想外の反響でスタッフと大笑い。これも、ライブならでは(笑)。

 帰ってきた酔っ払い、ならぬ「帰ってきたピアノ弾き」です。 

 来月のライブは、電波堂クラブのブログでご案内します。 

 今日は、明日の「哲楽商店 in テンブス」のお知らせと、その後ラジオで哲楽さびらの収録のため、エフエム沖縄へ。 

 裏表のない舞台。

 5月からスタートしたホームでの哲楽商店を重ねてきて、紀々らしい舞台が見えて来ました。

 哲学することも、ピアノも、音楽も…もっと身近に楽しんでもらいたいというのが、今の私の心の真ん中にある。だから、なるべく「舞台裏」をつくらずに、裏側にあるワクワクを知ってもらおうと思っています。

 演奏している手元、グランドピアノのフタの内側、哲楽家の考えているコト、曲が生まれる過程などなど。白鳥のバタ足の部分は、これまではオモテに出すことはなかったのですが、実はこれが面白く興味深かったりするようなので、裏表をなくしてみようと。

 そういえば、私自身も十代の頃から色々な「舞台裏」が大好きでした。社外報!でインタビューをさせて頂くことにしたのも、そこに根っこがありました。

 電子オルガンの弟子時代、師匠からは「リハを見たら、もう本番は見なくていいよ」と言われていたことを思い出します。実際、本番は舞台裏を駆け回って、舞台を観るどころではなかったのですが(笑)。

 果物はね、皮と実の間が一番美味しくて栄養もあるんだから。

 そう聞いた時、舞台と似ているかもと思ったのでした。オモテだけでは、もったいないと。

 これからは、舞台も人生も(笑)、LIVEでは裏側もお届けしていきたいと思います。どんな空間になるのか、私自身も楽しみです。

 では、明日…会場でお待ちしています! 

 
 ※ 今日のメンバー。写真は、高さんが撮って下さいました!
  「新聞、見たよ!」とのご連絡を朝一番で頂きました。

 いつも以上にあっという間に当日間近…の哲楽商店 in テンブス。うたうことになった貴重なきっかけのタネは、テンブスホールにありました。

 見出されて、ここまで来た。

 「あした転機になぁれ!」を練習するたびに、自分自身の転機も振り返りながら、そんなことを思っています。

 NHKのみんなのうた、大河ドラマの主題曲、沖縄のホームソングなどなど「ここで紀々の曲が流れたらいいのに!」と言ってもらうことも増えました。私自身も発信はしていますが、多分これは、応援下さる方々のご縁がつながって、いつかどこかで「見出される」ことがあったら叶うのかなと、こっそり思っています。 

 なので、目標は描きつつも描き過ぎないように…ワクワクの余白を残して行きたい。今は、そんな気持ちです。

 明日は、朝のラジオにお邪魔します。エフエム沖縄「Fine!」で9:40頃から、少しだけ。よかったら、聴いて下さい。

 一年ぶりの哲楽商店 in テンブスでは、一年前とはかなり変わった紀々をお届けできると思います。当日の天気がどうあれ…転機になぁれ!

 
 静かに最注目されているらしい…とのウワサを耳にしたのが、AEDの話題。

 私が、今のところ唯一「どうか、現場で役に立つ場面がありませんように」と願っているのが、このうたです。

 「救命おぼえうた☆みんなでPUSH!」
 NHK「ニュースウォッチ9」で放送された動画も、公開されています。

 これは、胸骨圧迫とAEDを使う方法について、親しみやすくうたにしたものです。そして、思いがけず全国区で放送された一曲。

 とっても大切なのに、むずかしくなりがちなことを…楽しく・親しみやすく!

 これが紀々の使命であると心の底から思えるようになったのは、このうたが世に出て、様々な反響に出会い悩んで試行錯誤した時間があったから。今となっては、貴重な想い出話がたくさんです。

 「紀々さんのうたの向こうに、7万人の救える命があるんです!」

 応援下さっているお医者さんの言葉には、大きな勇気を頂きました。みなさんもどうか覚えて下さい、この手のカタチ(^^)/