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 ジーンズのように、哲学することを楽しく身近に取り入れてもらいたい。

 「哲楽」と名付けた向こう側にあったのは、そんな気持ちでした。発想ひとつ変えるだけで、他の条件・状況は何も変わらなくても、こんなにも気持ちや自分の生活は変わる!ということをお伝えできたらと。

 ウチの上司がね〜。あのお客さんがさぁ〜。今度の新入社員って…。お金があればね〜。時間がないんだよなぁ…。

 日々の中で生まれてくる不満・グチの多くは「哲楽する」ことで、見え方が変わります。見え方が変わると、動き方が変わって…転機が起こる。これまで、いくつもの転機に立ち合わせてもらって、そう確信しています。

 だからこのところ私は、ジーンズを身に付けるようになりました。どうしたら、もっとジーンズのような気軽さ・親しみやすさ・丈夫さを取り入れられるだろうと思って。また、レザーとジーンズの相性も良いんです。

 「紀々さん、なんだか学生時代の写真とかなり違いますね。年齢とかそういうのではなくて…今の方が、ずっと力が抜けている感じがします。」

 スタジオでのライブ会場では、昔のアルバムも公開中。それをご覧下さった方からのコメントに、私も同感。

 二十年前は、黒い服が多く、戦闘服としてスーツを着て頑張っていました。それが写真にもうつっています。でも、あの時の私がいたから今の私がいる、とも感じています。

 私もこんなに変われました。だから、大丈夫!

 そう言えるようになったことは、うれしいです。

 十年前に書いた紀々本を、電子書籍にして頂きました。関心お持ちの方は、是非お読み下さい。2日は、スタジオでゆっくり読んで頂くのも大歓迎です!ライブのお知らせとあわせて電波堂クラブのブログに載せていますので、ご覧下さい。

 スタジオにお越しの時にも、是非、気軽に・身軽にどうぞ! 

 
 8月のライブ「哲楽商店」のスケジュール決まりました!電波堂クラブのブログでご確認下さい。

 夏の会場で、お待ちしています!

 
 夏に…一番気軽にスタジオにいらして頂ける機会をつくりました!レザークラフト体験もあります。ちょうど私も、つくりたいものがあったので…それならば、みなさんにもいらして頂けるようにしようということで。

 詳しくは、電波堂クラブのブログをご覧下さい

 ライブとはひと味ちがう、革小物作家としての紀々がお待ちしています。

 
 ※ いつもアドバイスを頂いている職人さんの工房にて。後ろの額も、すべてレザーカービングです!
 「紀々さん、その話…はじめて聞きましたよ!コラムもみんな読んできたけど、レザーのことは書いてなかったですよね。この話もしてほしいです!」

 先日、studio紀々のライブにいらして下さったE社長のコメントを聞いて、そういえばレザーのことはあまり詳しくお話してこなかったことに気づきました。アレコレやっている、という誤解を与えてしまうことを避けていたこともあります。

 でもこのところやっと「あれこれは、バラバラではない」とお伝えできるようになりました。レザークラフトにも、私の哲楽が詰まっています。

 転機の風穴をあけよう!

 という合言葉で、小さな革のハギレに色々な形の穴を開けて、しおりを作ったのが最初。当時はコーチングの仕事をしていたのですが、クライアントの方々には本好きさんが多かったので、転機を願ってプレゼントをと考えたのが始まりでした。

 気持ちは、目に見えない。「今の気持ちを忘れないように…」と願う方々の追い風になればと、目に見えるカタチを作りたいと考えたのでした。

 忘れないでいることは難しくても、見ることで、思い出すことができたらと。その気持ちがきっかけで、自分でも小物を作るようになり…バッグまで手がけるようになりました。カービング(彫り)は、母の担当。私はカービングを素材に、アクセサリーや小物を手掛けています。

 永く使えること・永く使う中で色や柔らかさに変化が生まれることも、革であるポイント。こんなに続けてきたんだ、と目に見えることで自信も持てるのではと考えています。革の場合は、時がたって変化したものを「古くなる」ではなく「エイジング」と呼び、新しいものよりも価値・魅力が上がります。その視点も、私が好きなところです。

 まずは、使う楽しさを。そして次は、作る楽しさを。その先に、作って贈る楽しさを。私がお伝えしたいのは、そんな流れ。

 それは…自分と向き合い、ありのままの自分を好きになり、誰かを想って届ける、というコミュニケーションの流れとつながっていると感じます。クラフト時間の中で、自分が見えてくる。まさに哲楽の時間だと思うのです。

 これからは時々、そんなお話もしたいと思います。来月は、久々に電波堂クラブでクラフト企画も予定しています。詳細は、こちらから。ぜひ、気軽にいらして下さい。ゆっくり綴っているレザーのブログも、どうぞ。

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 ※ ブックマーカー

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 ※ ストラップ

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 ※ 相棒のノートカバー
 隠れ家的ホームでの哲楽商店も、回を重ねる中で…様々な発見と想い出が増えてきました。本当に、ありがたく心強いです。

 こんなに早い時期から、ほぼ毎月いらして下さる方々がいて下さるとは、実は贅沢な想定外(笑)。なので私も、鍵盤に向かいながら「毎月来てもワクワクがある内容を」と考えています。

 明日は…きっとみなさんが予想していないはずの一曲をご用意しました。また一つ、新しい秘話(?)を披露すべく…久々の一曲を練習したので、反響が楽しみです。

 月々の哲楽商店は「模合(もあい)」のように気軽にいらして頂きたいと思っていたので、こうして月々いらして頂けることは本当にうれしいです。

 今月も、楽しみ。
 今月も、会えたね。
 今月も、楽しかったね。
 また、来月!

 そんな風になれたらと、あらためて願っています。

 小さな会場でも、けっこうマイクが立てられちゃってて、生のピアノの音が聴けることは少ないからねぇ。

 音楽関係者とのお話に、あらためて「私が何を大切にしたいか」が見えてきました。「ピアノって、こんな風になっているんですね!」と驚いて下さる方は多く、ピアノも喜んでいるように感じます。

 台本もプログラムもない1時間…「おまかせ定食」のように、毎月行っても飽きない時間となれたらというのが、私の願いです。そんな新しいメニューを一緒に仕上げて下さっているみなさんに、心からの感謝を込めて。